リタイアして世界一周の旅ブログ

65歳にして、リタイア。それを機に思い切って世界一周の旅へ。年齢を経ても、世界一周の旅に出られるヒントになればと思います。

世界一周の旅 アタカマ砂漠・編 2

3月21日、アタカマ砂漠ツアーの日です。
ツアーは、午前と午後に分かれていて、午前中は、主に遺跡観光。
午後は、月の谷や死の谷、夕焼け観光です。
午前の部は、10人乗りくらいのバスで、プカラ遺跡など、
インカ以前の先住民の遺跡を回ります。

プカラ遺跡。かなり崩れていますが、広大な遺跡です。
登っていくと眺望が開けます。

先住民の住居跡。なんで、こんな、砂漠の真ん中にと思いますが
大昔は、川が流れていて、水には困らなかったそうです。


午後からは、砂漠ツアー。20人くらいの結構な大型バスで
やってきたので、びっくりしました。
よく、あの川が渡れたな、と。
で、同乗の客層が最悪で。ブラジル人のマナーがともかく悪い。
ガイドさんのスペイン語の説明には耳を傾けますが、
英語の説明になった途端、大声でおしゃべりして、ただでさえ英語が
聞き取れないのに、まったく、わからずじまい。
ポテトチップは食い散らかすは、もう、マナー的には最悪の連中。
ドイツ人の若いカップルと英国人の老人夫婦だけがおとなしく
感じはよかったのですが。せっかくのアタカマの絶景も同乗者によって
気分はダウンです。しかも、ガイドさんも調子のいい人で
ブラジル人に煽られて、ハイテンション。われわれとドイツ人、英国人が
置き去りにされた感じです。それでも、景観には圧倒されました。
ただ、ガイドが、あまりにも、月の谷を強調するあまり、
よくあるアポロの月着陸がここだった説を繰り返すのは
正直うざかったです。

月の谷

大断層

白く見えるのは塩です

死の谷


死の谷を見終わって、日の入りを見るために高台に向かいます。
続々と、ツアー車が集まってきます。
日の入りは、7時半くらい。

まあ、確かに、美しいですが、ウユニとまあ、変わらないかな、と


で、そこからが、問題が起こります。
時は、ちょうど、春分の日。まさに、満月の夜。
ブラジル人観光客を中心に月の出を見たいという要望が集まります。
しかし、月の出は、20時半ごろ。待つのは無理に決まってます。
他のツアーは帰途につくのに、われわれのツアーはガイドが
ぐずぐずしていたせいで、最後のほうでした。
われわれのホテルが、最初だったのですが、もうすでに日暮れて暗く
見通しが悪く、おまけに、何を思ったか、バスのドライバーが
川沿いを走って、間違った場所で上陸。
なにしろ、20人乗りくらいの大型バスなので切り返しもままならず
何度も切り返すうちに、後部を岩でガリガリ食い込ませます。
タイヤの焦げる臭いもする始末。
ようやく、脱出しましたが、川辺に降りた途端、スタック!
乗客からは「なんで、日本人はこんなホテルに泊まってるのよ」
みたいな、言葉はわからなくても、わかります。
ガイドは、ほかの客にはタクシーを手配して、ホテルまで
送り届けるといいますが、われわれはには、歩いて帰れ、と。
悪口にもうんざりでしたので、バスを降りました。
ここでも、sorryと言ってしまう、日本人。
月はまだ、出ていなくて、真っ暗な中、スマホのライトだけを頼りに壁まで乗り越えて
ホテルに到着するまで約30分。
よく、帰れたものです。帰ったのは21時ごろでしたでしょうか?
ホテルのオーナーが親切な人で、我々に鉄板焼きみたいなものを用意してくれました。
食べ終わって、22時ごろ。
翌日は、5時から4500m地点の間欠泉観光ですが、
さすがに、消耗してしまって、ツアーはキャンセルしました。
翌朝、事故現場にいきましたが、まあ、大型バスではスタックするに
決まっている軟弱な地盤でした。

満月でしたので、星空はあまり見られませんでした

ずいぶん、水は引きましたが、軟弱なところです。

馬鹿みたいに切り返したところ。暗くて、まあ、無理もないのですが。


ちなみ、以下が、旅行会社に書いた抗議文です。
代理店は、孫請けのツアー会社に任せている例が多いので
クレームを入れるときは冷静に、事実のみを報告するのが大切です。


>おはようございます。
一応、昨夜のバスのスタックについて
詳しくお知らせしておきます。
事故は、月がまだ、出ていない暗い中で
起こりました。ホテルに行くには
細い流れですが、川をクルマで
渡らなければなりません。
クルマを砂地でスタックさせないためには
できるだけ、早く川から出ないと
いけないのにも関わらず
ドライバーは川のなかを走り
しかも、誤った場所に上陸し
何度も切り返しているうちに
岩などが、バス後部に食い込んだ様子。
この時点で、タイヤの焼ける臭いが
していました。一応、切り返しはできて
再び、川のなかへ。
そこで、すぐ、スタックしました。
バスが20人乗りくらいの大型で
しかも、満員だったせいもあるかもしれません。ガイドは他の乗客のために
サンペドロまでのクルマを手配
していましたが、われわれには
自力で歩いて帰るように指示。
他の乗客の手前、歩きましたが、
暗闇のなか、スマホのライトひとつで
歩くのはかなりの不安でした。
ガイドがホテルに電話して、
ホテルの人間を寄越してくれるなどの
対応があって、しかるべきだったと思います。
今回の問題点は以下の三点です。
1.ドライバーの資質に問題があった。
そもそも、大型のバスを乗り入れることに無理があった。
2.ガイドが、サンセットが終わったら、すぐに、出発していれば、まだ、明るく問題がなかったものを、月の出を待って、出発を遅らせ、結局、暗闇のなか、ドライブせざるを得なかったこと。
3.我々を暗闇のなか歩かせて、ホテルに向かわせたこと。
以上です。今後の参考にしていただければ
幸いです。長文失礼しました。
引き続き、よろしくお願いします。