リタイアして世界一周の旅ブログ

65歳にして、リタイア。それを機に思い切って世界一周の旅へ。年齢を経ても、世界一周の旅に出られるヒントになればと思います。

世界一周の旅 チリ・アタカマ砂漠 編 1

3月20日、ブエノスアイレス・エセイサ空港11:34発のラタムで、チリ。サンティアゴに向かいます。
アルゼンチン出国に際して、驚いたことは出国審査に時間がかかること。
普通、入国審査に時間がかかるのは、まあ、わかります。
が、手荷物検査を済ませてから、出国検査ゲートには長蛇の列。
それも、自国人(アルゼンチン人)と外国人が混ざってならんでいるので、どの列に並んでいいのか、わかりません。英語でのアナウンスはなし。英語が話せるお兄さんに聞いて、列に並びましたが、遅々として進みません。
出国検査が異様に厳しいというか、時間をかけるのです。
しかも、顔写真まで撮られました。なぜか、よくわかりませんが、別室に連れていかれる人もいたし、誰か犯罪者の出国情報でもあったのでしょうか?
ともかく、出国審査で1時間近くも待たされたのはこの国が初めてでした。
これが、日常なら、アルゼンチン出国する際は、余裕をもって、空港に向かわれることをおススメします。
ともかく、無事、出国審査を終えて、ラタムのプレエコに乗り込みます。
ラタムは、南米内では、ビジネスクラスはないようです、たぶん。
プレエコといっても、エコノミーに毛がはえたようなもので、普通に買うのなら、エコノミーで十分だと思いました。プレエコの席数も、4列くらいです。
ブエノスアイレスから、サンティアゴまでは、意外に早く、2時間20分くらいの旅です。チリに近づくと、アンデスの険しい山並みが壮観です。

サンティアゴには、14時近くに到着。入国審査も軽く突破。
入国ゲートに可愛い麻薬探知犬がいました。
家内は、私に負けず劣らず、犬好きで、つい撫でてしまったら、うちのワンコの
匂いでもしたのか、その犬が家内のスーツケースをくんくん嗅ぎました。
その途端、係員が家内のスーツケースをテープでぐるぐる巻きに。
私は、先に出てしまったのですが、家内は待てど暮らせど、出てきません。
30分ほど待ったでしょうか。やはり、スーツケースを開けさせられて
検査されたのです。麻薬探知犬をかわいがるのはやめましょう(笑)
まあ、無事にチリに入国できて、国内線に乗り換えです。
16:14発のアタカマ砂漠の入り口カラマ行の飛行機に乗り込みます。
キャビンクルーがサンティアゴまでと同じメンバーだったのには笑えました。
ハードワークですね。
カラマ着は、18:19です。
乗客は、炭鉱ででも、働く人たちでしょうか?ガテン系のおじさんやお兄さんばかりでした。これは、帰りも同じでした。
空港は近代的な建物ですが、周りはもう、荒野。砂漠です。
迎えの小型バスに乗り込みホテルに向かいます。
延々とつづく砂漠の中の1本道。1時間以上走ったでしょうか?
大きな道からそれて、ガタ凹道に入りました。
そこで、驚きました。なんと、クルマがちょっとした川の流れに入って
向こう岸に渡るではありませんか?
あとで、聞いたところによると、1か月前くらいの鉄砲水で道が流されたとか。
これは、大変なホテルを選んだかと思いました。悪い予感がします。
その予感は、翌日的中してしまうのですが。
ともかく、周りに、何もないホテルです。
当然、レストランもここで食べるしかありません。
それに、お客さんの気配がありません。
広いレストランにはわれわれだけ。
そそくさと夕食をすませて、部屋に戻りました。
コテージタイプの部屋ですが、かなり、ワイルドでした。
ともかく、翌日は、早くからツアーですので、早く寝ました。
ところが、23時頃、隣の部屋で人の気配が。夜のツアーで帰ってきた人でしょうか?
空いている部屋はいっぱいあるのに、なにも、隣り合わせにしなくても!
おまけに、お隣さんは、早朝のツアーにでも出かけたのか、5時くらいにも起こされました。なんだか、散々な、アタカマ砂漠、最初の夜でした。
(怒涛のアタカマ受難編へつづく)

一応、プールもありました。
明りのついている部屋もあったので、お客さんはいたようですが。

部屋の壁はベニヤ張り。朝晩の寒暖差はすごいのですが
エアコンはなし。ヒーターはありましたが、機能してません。
代わりに、ものすごく厚い毛布がありましたが。

シャワーカーテンにはなぞの漢字が。
水はしょっぱい水が、ちょろちょろ流れます。

今回の旅で、唯一、ホテルの選択を誤ったと思いました。
ただ、好みによると思います。
本当に、砂漠の中の1軒宿という感じです。