さて、前回の写真で各国の旗がいっぱい立っていた場所のそばに
ウユニ塩湖で唯一、塩湖の中に立っているのが塩のホテル、プラヤ・ビアンカです。
昼間、休憩所としてツアー車が集まってきて、結構なにぎわいです。
なぜ、唯一の塩湖の中のホテルかというと、塩湖内にホテルの建築が禁止される前から建っていたという単純な理由。
残念ながら部屋は、外から鍵がかかっていて、中を見ることはできませんでしたが、シャワーなし、トイレは共同。しかも、相当汚いという、ある程度覚悟を決めて、泊まった方がいいでしょう。
ここで、時間をつぶして、また、走り回って、夕景鑑賞です。
かなり、一般的な場所で、多くの観光客が集まります。
もっと、いい場所に連れていってくれたらなあと思いました。

まさに、沈まんとすというときに、太陽の真ん中にツアー車が割り込んで来て
各国語で大ブーイングでした

なんとか、昼間のツアーは終了。
今度は、星空ツアーです。
２１時ごろ、今度は時間通り、ドライバーと英語ガイドが、二人でやってきました。
愛想のいい人たちです。
かなり、走って、クルマのライトを消します。
素晴らしい星空！
今まで、オーストラリアやニュージーランド、ハワイ島、アイスランドなど、星空の名所と呼ばれるところに行きましたが、ここが間違いなくベストでした。
天空全面を覆う星たちに出るのはため息ばかり。
流れ星や人工衛星が走ります。
これだけで、ウユニに来た価値があったと思いました。
折しも、この日は、３・１１
日本はもう日付が変わっているでしょうが、地震や津波で亡くなった方々に、
祈りを捧げました。
カメラの性能が悪くて、この星空をお見せできないのが、残念です。

ところで、２００８年５月１日にウユニで起こった惨劇はごぞんじでしょうか？ツアー車同士が正面衝突。積んでいたガソリンが爆発炎上して日本人５名、イスラエル人５名など、ドライバー１名を除く１３名が亡くなったという大惨事です。
行った方は、わかりますが、ツアー車はのろのろ運転。
道といっても、決まった道があるわけでもなく、正面衝突など起こりえない場所です。
それが、なぜ？今でも、ウユニの人々に深い傷を残しているようです。
慰霊碑もありますので、訪れてみてはいかがでしょう？
事故の詳細はこの方のブログに詳しく書かれています。（つづく）