リタイアして世界一周の旅ブログ

65歳にして、リタイア。それを機に思い切って世界一周の旅へ。年齢を経ても、世界一周の旅に出られるヒントになればと思います。

世界一周の旅 クスコ編

3月4日、リマに1泊したわれわれは、早朝に起床。リマ9:44発の飛行機で、クスコへ。飛行機の窓から、荒涼とした山からクスコの街並みが見えたときは感動しました。
11:11にクスコ着。ゲートを出たところに、コカの葉っぱが山盛りに積んであったのにはびっくり。高山病の気配を感じなかったのは幸いでした。

クスコの街並みが現れたときは本当に感動しました


ガイドさんから、気分が悪くなったら、無理しないで休むこと、水分を十分摂ることなど、注意を受けて、まずは、ホテルへ。ホテルは、クスコでも高級な部類に入る、パラシオ・デル・インカ。スペイン建築風のパティオがあるいいホテルでした。

一休みしてから、クスコ観光です。
まず、サントドミンゴ教会へ。コリンカチャ、太陽の神殿の上にスペインがインカを征服後教会を建築、地下には、その神殿跡が残っています。その、石組みや建築の精妙さには驚かされます。

インカの世界観を現した金のプレート(レプリカ)


つづいて、サクサイワマンの砦。インカがスペインと戦った際に建築された城址跡です。
広大な土地に広がる砦跡。その壮大さが忍ばれます。

アルパカがのんびり草を食んでました。

一番、巨大な岩。120トンあるとか。

砦を息を切らせて(3500mくらい)登るとクスコの街が一望できます
この感動は一生忘れないでしょう


つづいて、ケンコー遺跡へ。宗教的な儀式が行われていた場所だったということです。
一見して、飛鳥の石舞台を思い起こしました。王の玉座と呼ばれる岩は、一説によると王の亡骸を祀っていたところということもあって、なぜか、この岩だけ、ひんやりしているのです。

インカの人々が組んだ石組み。ひとりがやっと通れる狭さ

玉座。本当に、冷たい


つづいて、タンボマチャイ。泉の神殿とも呼ばれ、恐らく、クスコの遺跡で一番高いところにあるのではないでしょうか?高度は、3700mくらい。息が切れます。
それだけに、遺跡が見えたときはひときわ感動しました。王の沐浴場とも言われ
インカ道を歩いてきた人達が、クスコに入る前に身を清めた場所とも言われます。
この水がどこから来ているのか、今でも、謎だそう。神聖な雰囲気が漂う場所でした。


タンボマチャイでアルパカの衣類を売っていたインカのおばちゃんと。
ちなみ、チップは米ドルで支払いました。南米ではチップはほとんど米ドルで支払いました。従って、1ドル紙幣を多く持っていかれることをお勧めします。


結果的に、この高地に順応できたことが、のちの自信につながりました。
クスコの街に降りて、アルマス広場や、例のカミソリも通さない石組みを見物。ガイドさんと、お茶をして別れました。とても、真面目なガイドさんでした。紅茶とケーキ、美味しかったなあ。
ともかく、初めてのインカ文明との接触は不思議に満ちたもので、インカ人の偉大さを改めて感じました。本当に、来てよかったです。クスコは、とかく、マチュピチュへの玄関口と思われますが、素晴らしい遺跡がありますので、時間があったら、是非、見学されることをお勧めします。翌日は、いよいよ、マチュピチュへ出発です。(つづく)

有名な12角の石。どうやってこれだけ精密に組んだのか諸説あっていまだ定説はないそうです。