リタイアして世界一周の旅ブログ

65歳にして、リタイア。それを機に思い切って世界一周の旅へ。年齢を経ても、世界一周の旅に出られるヒントになればと思います。

世界一周の旅 チチカカ湖編

3月8日、チチカカ湖です。
われわれの部屋は、プーノ側に面していたのですが、朝食を食べに行った、レストランはチチカカ湖が見渡せて、強烈な朝日が射し込んできます。
その絶景に圧倒されました。


さて、ホテルからプーノに行って、港から観光船に乗船します。
まず、向かったのは、トトラ(葦の一種)で作られた浮島・ウロス島。
60余りの浮島の集まりを称してウロス島というそうです。
観光船が寄る島は決まっているらしく、お得意様という感じでした。
我々が寄った島は、女性が島長?さん。8人くらいの小規模な島でした。
島の成り立ちなどの説明も手慣れたもの。
島民はしきりにトトラの茎をかじって食べています。
痛み止めの効果もあるとかで、ガムみたいなものなんでしょうか?
食べてみましたが、味はしませんでした。
トトラで作ったボート(バルサ)で湖を渡り、お店がある島へ渡ってしばし休憩。
櫂をこぐ音がのどかです。

トトラの厚さは3メートルくらいあるとか。下が腐ってくるので、
積み重ねていくそうです。

おじさんの櫂さばきも手慣れたもの

この大型の船より、われわれの乗ったシンプルな舟の方が雰囲気があった気がします。



織物が有名なタキーレ島へ向かいます。1時間以上かかったでしょうか?なにしろ、琵琶湖の約12倍というチチカカ湖。海を走っている感覚です。
タキーレ島の中腹で、昼食。戸外の見晴らしのいい気持のいい場所です。
ところが、なにしろ、チチカカ湖のある場所は、3810m。地球で一番高所にある湖です。そこから、登るのですから、半端ない苦しさ。
昼食が終わって、島民による、踊りや、織物の実演販売などがあります。
ガイドさんから、船は島の反対側にまわって待つので、島を縦断できる人は徒歩で、自信のない人は船へ戻るようにと言われました。大半の人は、徒歩を選びます。われわれもそうしました。見るからに小高い丘というかんじだったからです。
ところが、これが苦しいのなんの。心臓が破裂するかというくらいドキドキして
大きく深呼吸しても空気が入ってくる気がしません。
それはそうです。4000m級の山を縦走しているようなものですから。
しかし、島民は平気な顔で、大きな荷物を担いで、すたすたと追い越していきます。
ふらふらになりながらも、なんとか「登頂」します。
そこには、絶景が広がっていました。

昼食をとった場所。ここに登るだけで、大変。

島民が踊りを見せてくれます。ここには、トイレもありますが、大きなドラム缶が置いてあって、そこから水を汲んで、流す方式。

決して険しい道ではありませんが、ふらふら


東京が一番遠かったです

丘の上からの風景。空が本当に近いです。

島の女の子と。恥ずかしそうに写真におさまってくれました


途中で、水も切れて、這う這うの体で船に到着。
プーノに帰る船内はほぼ全員、爆睡でした(笑)
翌日は、いよいよ、陸路国境を越えて、ボリビアへ。(つづく)